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Thursday, August 9, 2012

7.9「在留カード反対 7月行動」報告(動画あり)

  すっかり報告がおそくなってすみません。

  7.9「在留カード反対 7月行動」の報告です。

  わたしたちはまず 13:00に日比谷公園にあつまり、集会をおこないました。集会では、参加した仮放免者たちからマイクをつかってのアピールがありました。

  デモは、14:30に日比谷公園の中幸門を出発し、新橋方向に向かい、東京電力前を左折して外堀通りに出、右折して日比谷公園と官庁街の間の道を通って法務省へと向かいました。これは、昨年12月にやはりわたしたち「仮放免者の会」がよびかけておこなった「仮放免者に在留資格を!12・7デモ」とおなじデモ・コースです。

  法務省前では、法務省入国管理局の職員に申入書を手渡しました。その際、デモ参加者たちからは「ビザを出せ!」コールがまきおこり、しばらくのあいだやみませんでした。

 デモは、ふたたび日比谷公園にもどり、参加者たちからのアピールののち、解散しました。

  今回のデモは、昨年12月の前回デモから7ヶ月をへて、2倍のおよそ210名(うち仮放免者が約180名)が参加し、おおいにもりあがりました。参加したみなさん、デモの告知に協力してくださったみなさん、賛同・応援のメッセージをよせてくださったみなさん、ありがとうございました。



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  8月10日(金曜日)には、一斉面会をおこないます。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。


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  以下、法務省前で提出した「申入書」です。

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申 入 書
2012年7月9日

法務大臣  殿
法務省入国管理局長  殿
仮放免者に在留資格を!行動参加者一同
(呼びかけ団体  仮放免者の会<関東>)

  外国人登録制度が廃止され、本日から在留カードが導入されます。3年前の入管法改正以降、貴職らによって退去強制令書の厳格な執行が指揮され、国費による無理やりの送還中の被退令者の死亡事故、拘禁反応や持病が極度に悪化しても継続される長期収容、行政訴訟や難民手続きの結果を契機とする再収容、また長期収容や再収容に絶望した被収容者による自殺や自殺未遂が多発しました。そうした絶望的状況は、どんな目に遭っても帰国することのできない被収容者たちによる2010年3月の西日本センター、同年5月の東日本センターでの大規模な無期限ハンストを、さらに翌年にかけて東京局や名古屋局での被再収容者による激しい抵抗を生み出しました。

  日本社会は、1980年代後半からのバブル景気による労働力不足を非正規滞在外国人に依拠してきました。最大時32万人にまで増大した非正規滞在外国人は、日本人労働者が忌避した3K現場を担い、労務倒産の危機にあった中小企業を救いました。その後も、東日本では長野オリンピック会場の建設工事、西日本では阪神・淡路大震災からの復旧・復興工事などに尽力し、現在、東日本大震災復旧・復興工事に貢献しています。

  私たちも、非正規滞在外国人に依拠した土木・建築・製造などを脱却して、日本人と正規滞在外国人によるものにしていくことには賛成です。問題なのは、80年代後半からの非正規滞在者に依拠した社会状況において、どのようにケリを付けるかということです。非正規滞在者には20年以上前に入国して3K現場で働いてきた者も多くいます。今でこそ、日本人の若者も就職するようになってきましたが、その就職先を守ってきたのは非正規滞在者です。長年働いてきて日本社会になじんだ非正規滞在者に対して、合法化することを私たちは求めます。10年・20年と帰国せず、本国の家族とも会わないままに異国で過ごすということは、難民であったり日本に家族がいたりと、そうとうの事情があるからです。そういう事情を抱え、日本社会の土木・建築・製造などを担ってきた非正規滞在者が、これから安心して日本で生活できるようにしてください。

  昨年12月7日にも申入れましたが、人道的配慮から、まず以下の緊急性のある者に在留資格を付与することを申入れます。
  1. 退去強制令書発付処分が下された後の期間が長期に及ぶ者
  2. 日本に家族(配偶者、及び扶養する子ども、及び扶養すべき者)がいる者
  3. 継続的治療を要する疾患を持つ者

以 上





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